試験片の製作・加工

試験片製作工程の難しさ

試験片材料の切断を行う際、材質によって切断方向、スピード、使用する鋸刃(のこば)を変更する必要があり、高度な技術を伴います。

汎用機械での加工は、硬度や粘度など素材がもつ様々な特徴を把握するため、長年の経験がものをいい、熟練の技を要します。

大和鋼機の試験片加工は、材料の性質(硬度、粘度)等による切削速度等の加工条件を様々な状況にあわせて調整し、単に100分の1mmという精度だけではなく、表面の粗さによっても試験結果が変わらぬよう、蓄積されたノウハウを駆使して製作しています。

試験片加工の重要なポイント

金属材料試験片は、お客様の作った製品の品質を保証するものです。
それだけに材料の取り違え、刻印の間違え、加工の不良、全てが大きな不具合となります。そのために各工程におけるチェック体制には万全を期しております。

大和鋼機の試験片材の製作・加工のご紹介

引張試験片材の製作・加工のご紹介

衝撃試験片材(シャルピー試験片)の製作・加工のご紹介

試験片の製作・加工に用いる主要設備

機材名 メーカー 型式 台数 導入年度
NC旋盤 ヤマザキマザック SMART200 1台 H23
旋盤 鷲野 1.8m 1台 S52
旋盤 白山鉄工 2.0m 1台 S51
旋盤 森精機 ms650 1.8m 1台 S53
旋盤 森精機 1.8m 1台 H1
セーパー 山口鉄工 660 2台 S53,S54
セーパー 山口鉄工 720 1台 S54
フライス 井上製作 1# 2台 S55
フライス 岩下 2# 1台 S48
バンドソー アマダ 400型 1台 S63
バンドソー アマダ 550型 1台 H19
バンドソー アマダ 250型 1台 H12
ボール盤 遠州製作 1# 1台 S55
高速切断器 岡本工作技研 300×600 1台 S61
高速切断器 みずほ 500 1台 S50
高速切断器 みずほ 300 1台 S49
両頭研磨機 みずほ 300 1台 S50
両頭研磨機 みずほ 300 1台 S49
両頭研磨機 みずほ 200 1台 S50
両頭研磨機 みずほ 150 1台 S50
弓型鋸盤 津根マシン 210型 1台 S50
投影機 三豊 300×50 1台 S61
クレーン 三菱電機 2.5t 1台 H10
ワイヤーカット ファナック 300×650 1台 H10

短納期でも精度が落ちない理由とは

弊社が、日刊工業新聞 「モノづくり支える 町工場の技」に取り上げられました。 (2015年3月31日)

当社紹介映像をご覧下さい(約3分)

お客様からの声

持続可能な技術と経営を目指して